- 金融政策の政治経済学 上
-
戦後日本の金融政策の検証
The political economy of Japanese monetary policy.東洋経済新報社
伊藤隆敏 トマス・F.カージル マイケル・M.ハッチソン 北村行伸 後藤康雄- 価格
- 3,740円(本体3,400円+税)
- 発行年月
- 2002年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784492653111
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- マクロ金融危機入門
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2024年10月発売】
[BOOKデータベースより]
マクロ経済学・金融論の分野で活躍している日米3人のエコノミストによる本書は、日本の金融政策の運営、大蔵省と日本銀行の関係、および政治が金融政策に及ぼす影響などを、幅広い視野から分析したものである。上巻では、4つのテーマを取り上げている。第1に日本の金融政策の歴史の記述、とくに1970年代の金融政策の評価、第2に不良債権問題の発生と処理についての描写と評価、第3に円ドル・レートの動きと金融政策の関連についての分析、第4に金融政策の政治経済学的な考察、すなわち政治的景気循環モデルの検討である。
第1章 はじめに
[日販商品データベースより]第2章 日本の中央銀行の変遷:1950年代まで
第3章 日本の金融政策をふり返る
第4章 為替レート、政策協調、円通貨圏
第5章 バブル経済の発生と崩壊
第6章 資産価格デフレ:不良債権、住専、規制面の対応の遅れ
第7章 選挙、金融政策、政治的景気循環
第8章 インフレーション、動学的不整合性、中央銀行の独立性
第9章 むすび
不良債権問題、金融危機はなぜ起きたのか。戦後日本、特に1970年代以降の金融政策の有効性と限界を政治経済学的な視点から分析した、日米の経済学者による共同研究の成果。