[BOOKデータベースより]
世界ではITをテコに、新しい産業革命ともいえる動きが進行している。今、盛んに試みられているIT化を分類すると、製品・サービスのイノべーション、業務プロセスのイノベーション、ビジネスモデルのイノベーションの三つに分類される。しかし、日本企業がITを導入する際には、さまざまな阻害要因が存在する。こうした壁を乗り越え、さまざまな実証実験を行っていくにはどうしたらよいのか。そして、イノベーションを創発する空間をどのように作っていくべきか。本書は、経営者に向けたITを活用したイノベーション実現のための提言である。
第1章 IT化による製品・サービスのイノベーション
第2章 業務プロセスとビジネスモデルのイノベーション
第3章 日本企業が乗り越えるべき壁
第4章 実証実験のすすめ
第5章 イノベーションを創発する創造空間
第6章 「攻めのIT戦略」の実現に向けて
ITは業務効率化やコスト削減だけのツールではない。優れた海外企業は、新たなITを活用してビジネスモデルを構築している。そのうえで、新しいゲームのルールを作って、競争優位を獲得しようとしている。これに対して、多くの日本企業は十分にITを活用し切れているわけではない。しかも、新技術やアイディアへのリーチのなさや、利害関係の調整などに手間取り、大きく遅れを取っている。
本書では、最先端のデジタルテクノロジーを導入して、ITをビジネスモデルの根幹に据えて大きく変革を行っている国内外の豊富な事例をもとに、日本企業ならでは強みと弱みを描き出し、事業のIT化、攻めのIT戦略への方法について論じるものである。IoT(モノのインターネット)、フィンテック(金融テクノロジー)、インダストリー4.0、ビッグデータ、O2O(オンライン・ツー・オフライン)のような最新の動向、創造空間やハッカソンなどのイノベーションの場づくりにも言及していく。
ITは業務効率化だけのツールではない。内外の先進事例をもとに、ITを経営の根幹に据えたビジネスモデルを提案する。