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[BOOKデータベースより]
これからアジアでは、中国の影響が増大し続けて、リーダー的存在になっていくであろうと言われている。著者自身は、アジアに、日本とアメリカと中国による経済以外の面を含めた力の均衡が生じることが、他のアジア諸国の活性化のためにも良いと考えている。こうした中で、日本の最も得意とする経済の分野において、日本の組織競争力がどうなるのかが問われている。欧米流個人主義に走るのか、それとも日本の特殊性を主張して従来のスタンスを守るのか、または、アジアから理解され、やがては尊敬されうる「和して同ぜず」型の組織内力学に向かうのか。今こそ分岐点に立っている。
第1章 立ち遅れる日本企業(中国は、どのように変わってきたのか;BRICsで急成長する韓国 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 アジアを単眼的に見ていないか(日本と朝鮮半島はアジアの異端児か;先人たちが大陸文化から省いたもの ほか)
第3章 同質型チームワークと多様型チームワーク(「和して同ぜず」のアジアでは異端的な日本的同質性;密結合の日本、疎結合の韓中 ほか)
第4章 「和して同ぜず」を実践する13のテクニック(超国家企業と真の現地化;トップのリーダーシップと戦略性 ほか)
第5章 勝ち組になるための組織、個人、そしてアジアの条件(組織;個人 ほか)
日本企業がアジアでのビジネスに取り残されないためにはどうすればよいのか。日本で生まれ育った国際人が、豊富なビジネス経験から語る日本企業論。アジアの事情を知らなさ過ぎる日本のビジネスマン必読の1冊。