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- マフィア経済の生態
-
金融・証券に食い込む「闇」の勢力
東洋経済新報社
高野孟
- 価格
- 1,388円(本体1,262円+税)
- 発行年月
- 1992年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784492391594


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[BOOKデータベースより]
驚くべき腐蝕の構造。経済界のヤクザ化と暴力団のビジネス化の結果、膨大なバブル資金が「闇」の世界に吸い込まれる。ヤクザにとって、こんなにシノギの楽な時代はない。
1章 マフィア経済「闇」の構図(バブルは終わったか;中曽根政治の原点;80年政治の功罪;住銀・平相合併の“意義”;“民活”が咲かせた仇花;円高が生んだカネあまり;利狂人たちのメッセージ;法人資本主義の犯罪;世界的なコンテクスト;カジノ社会の退廃)
2章 イトマン・住銀を食いつくす「闇」の勢力(表と裏の結託の末路;地上げ屋を常務に抜てき;“裏”ネットワークの破壊力;「平相合併」がすべての元凶;ビジネスに活用される暴力装置;イトマンを食った「闇の勢力」;「表」と「裏」の一気通貫;企業の毅然とした決意が必要)
3章 暴力団はなぜ表に出てきたか(旧秩序の崩壊;企業舎弟の時代;寡占化する暴力団;暴力団のM&A;局面かわる危機管理)
4章 増殖するヤクザ・ビジネス(ビジネスに活路を見いだすヤクザ;表と裏の境がとれてきている;脅しの代償はゴルフ場オーナー;地上げをめぐる抗争;巨大化するヤクザ組織;巨額資金の考き先;山口組の関東進出、緊迫化;ますます経済に進出するヤクザ)
5章 証券会社とヤクザのもたれあい(ヤクザ組織と軌を一にしていた大証券;偽証罪で告発すべき田淵節也氏;企業舎弟としての検証;企業舎弟からどう脱出するのか)
6章 「闇」世界の国際ネットワーク(史上最も醜悪な銀行 BCCI;ころんだ名門証券会社 ソロモン)