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[BOOKデータベースより]
本書初刊からの10年間、日本は経済政策を間違い続けており、その主張はまったく古びていない。誤れる経済政策は政策当事者だけのせいではない。その陰には、経済学者とメディアの敗北がある。アベノミクスは成功するか?書き下ろし「リフレ戦記」43ページを追加。
第1部 経済学者たちの「勝利」と「敗北」(「欲張りなのはよいことだ」―マンデヴィルの世界;バブル崩壊後の経済学―二八〇年前のバブルと二人の銀行家;何のための「セーフガード」か?―ヒュームと既得権益との闘い;誰が改革を担うのか?―スミスと既得権益との闘い ほか)
第2部 二〇世紀最高の経済学者は誰か?(景気が良くなると改革が進まない?―シュンペーターとしごき的構造改革;デフレと金本位制復帰―一九二五年春、ケインズの敗戦;一九三〇年代の「非正統的な」政策―ヴィクセルとその同僚たち;終わりなき闘い―その後のケインズ ほか)
経済学者とは何者か。18世紀以降、経済学者たちは繰り返す不況を解決し、既得権益を打破しようと、論争・奮闘を繰り広げてきた。現代の仕組みは、そうした中で勝ち取られたものだ。脱デフレをめぐる論争の歴史。
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2003年刊『経済学者たちの闘い』の新装版。書き下ろし「リフレ戦記」を追加。今日への示唆に富む、論争の歴史。 経済学者とは何者か?18世紀以降、経済学者たちは繰り返す不況を解決し、既得権益を打破しようと、論争・奮闘を繰り広げてきた。市場経済や自由貿易といった現代の仕組みは、そうした中で勝ち取られたものだ。
そして、現在の日本。デフレは十数年に及ぶ。その処方箋としてリフレーション政策がようやく第一歩を踏み出した。我々は今、新たな闘いの目撃者となる。増補版には、書き下ろし「リフレ戦記」43ページを追加。