- 悪人列伝 中世篇 新装版
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- 価格
- 597円(本体543円+税)
- 発行年月
- 2006年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167135492

ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
海音寺潮五郎の本には鎌倉室町時代の小説が多々ありますが中でもこの本が印象深かったので選びました。読んだのは昭和52年で、当時教科書に出てくる日本史さえあまり気に掛けていませんでした。
北条政子、高師直、藤原兼家など七人が悪人として選ばれています。なぜこの七人なのか、未だにわかりません。本の中で知った史実は、教科書で教わった歴史しか知らなかった私にとって大きな衝撃でした。海音寺潮五郎の目で紐解かれた史実は広く、様々な角度から人物を考察しています。この本に出会わなかったら日本史など気に掛ける事も無かったでしょう。日本の生きてきた道をとても考えさせられました。悪人と名をあげられた人々は、その時代何を思い行動し生き抜いてきたのでしょうか。本人に聞けないからこその考察のおもしろさ、様々な知識を得てそれを広げる楽しさなども、この本によって知りました。古い本ですが、ぜひ一読されてみて欲しいと思います。(からす堂/50代/女性)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
シリーズものの中世版ですが、北条政子を悪人と言っていますが、北条にはもっと悪い人間がいそうです。読み物として読むと面白いです。(アンジィー/60代/男性)
[BOOKデータベースより]
歴史上の人物は自ら弁護する自由がない。だから評伝するにあたっては、検事の論告のようであってはならない、判事のようであるべきだというのが著者の態度だ。この巻には、藤原兼家、梶原景時、北条政子、北条高時、高師直、足利義満の六人をとりあげ、従来の悪人像を人間的な史眼によって再評価している。
藤原兼家
梶原景時
北条政子
北条高時
高師直
足利義満