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- 初夏の訪問者
-
紅雲町珈琲屋こよみ
文藝春秋
吉永南央
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784163912462


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[BOOKデータベースより]
紅雲町にやってきた、親切と評判の五十過ぎくらいの男。ある日彼は小蔵屋を訪ね、草に告げた。「私は、良一なんです」草が婚家に残し、三歳で水の事故で亡くなった息子・良一。男はなんの目的で良一を騙るのか、それとも―。
[日販商品データベースより]累計65万部突破! 人気シリーズ第8弾。
5月。お草が営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近所のもり寿司は、味が落ちたうえ新興宗教や自己啓発セミナーと組んでの商売を始め、近頃評判が悪い。店舗一体型のマンションも空室が目立ち、経営する森夫妻は妻が妊娠中にもかかわらず不仲のようだ。その様子を見て、お草は自らの短かった結婚生活を思い出したりしている。
そんな折、紅雲町に50歳過ぎの男が現れる。新規事業の調査のためといって森マンションに短期で入居している男は親切で、街中で評判になっていた。
その男が、お草のもとにやってきた。店の売却・譲渡を求められるのかと思ったお草に対し、男は自分は良一だ、と名乗る。
良一とは、お草の息子。夫や婚家との折り合いが悪く、お草が一人で家を出た後、3歳で水の事故で亡くなったはずだった。だがその男によると、じつは良一は助け出されたものの、父と後妻の間に子供が生まれて居場所がなくなり、女中だったキクの子として育てられたという。その証拠として、お草と別れた夫との間で交わされた手紙や思い出の品を取り出して見せる――。
男の言うことは本当なのか、本当に我が子なのか。お草の心は千々に乱れる――。
嘘は、人生の禍となるが、救いとなることもある――。甘いばかりではなく苦みを伴いつつ、深い味わいのある佳品。