[BOOKデータベースより]
日本人として初めて空母への着艦を成功させ、零戦隊司令として来空軍力に壊滅的な打撃を与えた凱夫。「近衛新党構想」を主導する一方、プレイボーイとして鳴らした貫一郎。里見甫、尾崎秀実の“盟友”だった革新官僚・英於菟。“勝てるはずのない戦争”に翻弄された名家・三兄弟の数奇な生涯―米軍を震撼させた零戦航空隊のエリート司令が戦陣日誌に綴る、“十五年戦争”の真実―
第1章 開戦
第2章 着艦三羽烏
第3章 父子
第4章 大敗北
第5章 廃嫡
第6章 青年外交官
第7章 革新官僚
第8章 阿片専売
第9章 湊川
空母への夜間離着艦を日本で最初に成功させた、大日本帝国海軍航空術の草分け的存在である亀井凱夫は、零戦のみで編成された第三航空隊(三空)司令として、太平洋戦争を迎えました。開戦当日、三空はフィリピンの米航空部隊に壊滅的な打撃を与え、凱夫は猛将≠ニして名を轟かせました。
彼が遺した膨大な戦陣日記と手紙には、エリート司令らしい確かな洞察力をもって、敗戦にいたるまでの「帝国崩壊」の真実が綴られています。
また、凱夫の実兄・亀井貫一郎は外交官を経て衆院議員になり、近衛文麿の「新党構想」で中心的役割を果たします。義弟・毛里英於菟は大蔵省・企画院の高級官僚として国家総動員法を主導しました。
大日本帝国の最期に光芒を放った三兄弟の生涯を描く著者渾身の長編です。
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日本で初めて夜間の空母着艦に成功した戦闘機乗りの草分け、亀井凱夫。彼の兄弟、親子の生涯を軸に、大日本帝国の最期を描く――。