[BOOKデータベースより]
第1章 文藝春秋の文士劇(文士劇あれやこれや(川口松太郎);役者(小林秀雄) ほか)
第2章 明治の文士劇(硯友社と文士劇(江見水蔭);若葉会文士劇と東京毎日新聞演劇会(岡本綺堂) ほか)
第3章 探偵作家の文士劇(私の初役/戦後初の文士劇(江戸川乱歩);推理作家の文士劇(山村正夫) ほか)
第4章 それからの文士劇(大根役者のシェクスピア劇(遠藤周作);あゝ文士劇(丸谷才一・和田誠) ほか)
普段は文章で物語を綴る作家が、自ら舞台に上がり芝居を演じる。文士劇には不思議な魅力があります。文士劇といえば、なんといっても我が文藝春秋が主催したものが有名ですが、それ以前にも文士劇の歴史はあり、また文春の文士劇なき後も、その衣鉢を継ぐ試みは続けられています。古くは岡本綺堂や野村胡堂、石川啄木などなど。文春の文士劇を語るのは小林秀雄、石原慎太郎、瀬戸内寂聴といった方々。探偵小説作家からは江戸川乱歩から宮部みゆきまで。そして今年で復活20周年を迎える盛岡文士劇の高橋克彦、浅田次郎、林真理子等々。超豪華執筆陣をずらりと揃え文士劇の歴史と魅力を存分に紹介する画期的なエッセイ・アンソロジー。
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石川啄木や江戸川乱歩、遠藤周作から高橋克彦、浅田次郎、林真理子まで。文士劇の歴史と魅力が一望できる画期的なアンソロジー。