- サイバラバード・デイズ
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新☆ハヤカワ・SF・シリーズ no.5003
Cyberabad days.- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784153350038
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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hamachobi




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近未来のインドを舞台にしたSF。面白かった。
早川書房の新・銀背、新☆ハヤカワ・SF・シリーズの第3回配本。イアン・マクドナルドは初めて読んだけど、このシリーズ、本当にレベルが高い。7編の中編が集められているが、どれも21世紀半ばのインドが舞台。
しかもそのインドが8つの国に分裂していて、AIのテクノロジーや遺伝子工学が発展している状況。エスニックな世界の文化や宗教色を色濃く残しながら、最新のテクノロジーを発展させたインド社会のありうべき未来を示している。
収録されているのは、
・サンジーヴとロボット博士
・カイル、川へ行く
・暗殺者
・花嫁募集中
・小さき女神
・ジンの花嫁
・ヴィシュヌと猫のサーカス
の7編。どれも面白かったが、名門一家同士の抗争を描く「暗殺者」や、2007年度のヒューゴー賞受賞作、「ジンの花嫁」が、特に良かった。
特に「ジンの花嫁」は、人間のダンサーとAIの外交官との恋愛をドラマティックに描いた傑作だと思う。これだけでなく、収録作品全部に言えることだが、そういったSF的ガジェットに彩られてはいるが、作品の魅力はそれだけではなく、ドラマティックなストーリー展開にもある。面白かった。



























[BOOKデータベースより]
分離戦争まっただなかのインド。サンジーヴの村にも戦火がおよぶ。アニメさながらの巨大ロボットの戦いに、子供も大人も大喝采。ロボット戦士にあこがれて、サンジーヴは都会へと向かうが…「サンジーヴとロボット戦士」、ダンサーのエシャは、レベル二・九という高い知性を持つAIの外交官A・J・ラオに求婚される。怖ろしいまでに魅力的な彼に、エシャはすっかり夢中になるが…。AIと人間との結婚が産みだす悲喜劇を描き、ヒューゴー賞、英国SF協会賞を受賞した「ジンの花嫁」など、猥雑で生命力あふれる近未来のインドを描く連作中短篇7篇を収録。
[日販商品データベースより]〈ディック賞受賞〉ロボット戦士にあこがれる少年の冒険譚「サンジーヴとロボット戦士」、ヒューゴー賞受賞作「ジンの花嫁」など七中短篇を収録する、二〇四七年のインドを舞台にした連作短篇集。