- 江戸日本の転換点
-
水田の激増は何をもたらしたか
NHKブックス 1230
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912300
[BOOKデータベースより]
なぜ水田を中心にした社会は行き詰まったのか。老農の証言から浮かび上がる歴史の深層。米づくりは持続可能だったのか?新田開発は社会を豊かにする一方で農業に深刻な矛盾を生み出した。エコでも循環型でもなかった“江戸時代”をリアルに描き出す力作。
序章 江戸日本の持続可能性
第1章 コメを中心とした社会のしくみ
第2章 ヒトは水田から何を得ていたか
第3章 ヒトと生態系との調和を問う
第4章 資源としての藁・糠・籾
第5章 持続困難だった農業生産
第6章 水田リスク社会の幕開け
終章 水田リスクのその後と本書の総括
米づくりは持続可能だったのか…。新田開発は社会を豊かにする一方で、農業に深刻な矛盾を生み出した。エコでも循環型でもなかった“江戸時代”をリアルに描き出す、気鋭の力作。〈受賞情報〉河合隼雄学芸賞(第4回)
「江戸時代は環境にやさしいエコ社会」と、誰もが思ったことがあるだろう。その一方、社会の深層では別の問題が生み出されていた!農民の生活を分析し、農業生産が陥った深刻な矛盾を描き出す気鋭の力作。