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昭和六年生まれの鬼―その筆名とうらはらに、団鬼六の生涯は純粋さと赦しに貫かれていた。伝説の真剣師と交わり、商品相場を追い、金を持ち逃げされ、妻の不倫に苦しみ、がん手術を拒否し、その全てから小説を産んだ。「異端の文豪」団鬼六の出生から最期まで、波乱万丈の生涯を描ききる感涙の長編ノンフィクション。
御殿を追われて
少年時代
はじめての夜逃げ
純文学作家として
教壇とSM小説
奇妙な隠遁生活
「エロ事師」開眼
鬼プロの興亡
不貞の季節
「新宿の殺し屋」現る
すべてを将棋に
最期の愛人
遊びの果てに
「鬼」と名乗った男は、何があっても、無限のやさしさで全てを受け入れた。夜逃げ、倒産、栄華と浪費、また夜逃げ。異端の文豪・団鬼六の唯一無二の人物像を描ききった、感涙の長編ノンフィクション。
夜逃げ、倒産、栄華と浪費、また夜逃げ。異端の文豪・団鬼六の波乱の生涯は、常に純粋さと赦しに満ちていた。長編ノンフィクション。