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- 国銅 上巻
-
- 価格
- 781円(本体710円+税)
- 発行年月
- 2006年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101288161
[BOOKデータベースより]
歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。都に献上する銅をつくるため、若き国人は懸命に働いた。優しき相棒、黒虫。情熱的な僧、景信。忘れられぬ出会いがあった。そしてあの日、青年は奈良へ旅立った。大仏の造営の命を受けて。生きて帰れるかは神仏のみが知る。そんな時代だ。天平の世に生きる男と女を、作家・帚木蓬生が熱き想いで刻みつけた、大河ロマン。
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「おすすめ平安・奈良時代の本」レビューコメント
1300年も前の大仏の制作過程の小説です。銅鉱石を掘り出し、踏鞴を踏んでの銅作り、船に乗せての運搬、大仏鋳造、開眼法要の裏方作業と、大仏を造るにあたっての過程が人足の体験として書かれていく偉人ではなく、普通の人たちの物語です。感動的なラストが待っています。(寿/男性/50代)