[BOOKデータベースより]
藤原道長の栄華、織田信長の鉄砲量産化、徳川家康の江戸の街作り、三井越後屋のビジネス革命…日本史上に残るプロジェクトの数々の背後には、周到なリスクマネジメントが存在していた。先人たちがリスクとどう向き合い、どう乗り越えたのかを知ることは、現代のビジネスパーソンにとっても、大いに役立つものになるだろう。大和政権の政策から近代日本の植民地経営まで、日本の歴史を危機管理=リスクマネジメントの観点から紐解く。
第1章 日本の国づくりの舞台裏(大和政権「全国支配」のカギは「鉄と人材」の確保だった;ハイリスク事業「遣唐使」が200年続けられたわけ ほか)
第2章 武士の時代の権謀術数(平清盛が瀬戸内海を掌握して手に入れた“本当の成果”;“守銭奴の悪女”は濡れ衣…篤志家・日野富子の財力 ほか)
第3章 成熟社会・江戸の景気対策(徳川家康「天下普請」にみる“執念のインフラ投資”;「天下泰平」を実現させた幕府・諸藩の人材育成システム ほか)
第4章 近代日本の胸算用(芸術・芸能に投資した「パトロン実業家」が手に入れた信頼;頭山満と玄洋社が亡命革命家を惜しみなく支援した理由 ほか)
日本史上に残る巨大プロジェクトの舞台裏
〈為政者や実業家の中で世襲によらず、実際の行動で歴史に名を残した人物には実に学ぶ点が多い。平安時代の藤原道長や平清盛にせよ、戦国時代の武田信玄や織田信長にせよ、父から継承した下地があったとはいえ、その資本を元手に大成功を収めることができたのはそれぞれの知恵と手腕による〉(本書より)
藤原道長の栄華、織田信長の鉄砲量産化、徳川家康の江戸の街作り、三井越後屋のビジネス革命……日本史上に残るプロジェクトの数々の背後には、周到なリスクマネジメントが存在していた。先人たちがリスクとどう向き合い、どう乗り越えたのかを知ることは、現代のビジネスパーソンにとっても、大いに役立つものになるだろう。
大和政権の政策、遣隋使・遣唐使から、近代日本の植民地経営まで、日本の歴史を、危機管理=リスクマネジメントの観点から紐解く、新しい歴史読本。
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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。
本書巻末よりお申し込みください。
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【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、第1章「日本の国づくりの舞台裏」、第2章「武士の時代の権謀術数」、第3章「成熟社会・江戸の景気対策」、第4章「近代日本の胸算用」の4章立てで構成されています。
取り上げる人物やエピソードは、大和政権の政策、遣隋使・遣唐使から、藤原道長、平清盛、日野富子、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、三井高利、上杉鷹山、渋沢栄一、小林一三、頭山満、児玉源太郎、後藤新平……と、為政者から実業家まで、多岐にわたります。それぞれがどのような投資をして、どんなリターンを狙ったのか。
また、金融リスクマネジメントの一環として、江戸時代の頼母子講、先物取引の成立事情なども詳しく解説しています。
日本史上の主役たちは、難題に直面したとき、どのように克服し成功に導いたのか。豊富な歴史資料をもとに読み解いていく、新しい歴史読本を楽しんでください。
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