- はるがいったら
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- 価格
- 594円(本体540円+税)
- 発行年月
- 2009年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087463934
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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sige




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今一、物足りない
登場人物の出で立ちを石田衣良の作品のように、頭の先から爪先までいちいちファッションショーのように解説する。私は嫌いなのでいつも読み飛ばす。そして読み飛ばしてもさして影響はない。
主人公は自分と姉の2人。話は交互に一人称で語られる。姉は生活もシンプルで無駄がない美しいヒロインとして好感が持てるのだが、幼馴染に婚約者が居るのを知っていながら節操のない行動をする。この時点で幻滅。
タイトルに犬の名前が入っているがこの老犬の役目は最後に死ぬためだけに登場しているような雰囲気。この作品の“タイマー”のような感じ。死んだらお終いになる。


























[BOOKデータベースより]
両親が離婚し、離れて暮らす姉弟。完璧主義の姉・園は、仕事もプライベートも自己管理を徹底しているが、婚約者のいる幼なじみと不毛な恋愛を続けている。体が弱く冷めた性格の弟・行は、寝たきりの愛犬・ハルの介護をしながら高校に通い、進路に悩む。行が入院し、ハルの介護を交代した園。そんな二人に転機が訪れ―。瑞々しい感性が絶賛された、第18回小説すばる新人賞受賞作。