[BOOKデータベースより]
詩人・長田弘が生みだした美しいことばの粒。かけがえのない一日一日の鮮やかさ。絵本作家・荒井良二がかみしめ、味わって、一枚一枚の絵に描ききった珠玉の一冊。
[日販商品データベースより]風うごく
雲ながれる
光みちる
空ひろがる……
詩人・長田弘が生みだした美しいことばの粒。かけがえのない一日一日の鮮やかさ。
絵本作家・荒井良二がかみしめ、味わって、一枚一枚の絵に描ききった珠玉の一冊。
※5さいから
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絵本を開くと、何でもない自然の景色がそこにあって。でも、何でもないはずの雨や風、嵐の後に現れる、大きく広がった空を眺めているうちに、自分の心の中で込み上げてくるものを感じて・・・思わずつぶやいてしまうのです。「ああ、明るい空だ。」何度開いても、絵本の中の一日を同じ気持ちで味わうことができる、こんな体験のできる絵本には、そう出会うことはできないのではと思うのです。そして、その後に登場する、水晶の様なしずくや宝箱の様な夜空をじっくり眺めながら余韻にひたりつつ、幸せな時間をかみしめます。「だん だだん だんだん 雨はつよくなり・・・」長田さんの詩にひきこまれるのか、荒井さんの絵の迫力にのみこまれているのか。理由を分析する必要はないけれど、私にとって、「絵本」が存在する事の意味を感じられる、とても大切な一冊になりそうです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
一日を通して徐々に移り変わる空の表情を、美しく鮮やかに描いた作品。
夜が明けて陽が昇り、やがて夕暮れを迎え夜が来る。
その時間の流れは決して変わることのない普遍的なものだけれども、一日として同じ空はない。
この作品を読むと、普段から当たり前のことのように感じている自然の変化や、目の前に広がる風景は、決して当たり前などではなく、どれもかけがえのない奇跡的なものなのだということに、改めて気付かされます。
空の一日は何ておおらかでゆったりとしているんだろう。
元来スローペースな性格、育児と主婦業、自己実現の両立は思いの外難しく、上手くいかないことも多々あるのですが、この絵本の「だんだんと」のリズムには、とても励まされる思いです。
疲れた時には、娘と一緒に空を眺め、ゆっくりとした時間の流れに身を任せてみるのもいいなぁ。
読むたびに、心に栄養を与えてくれる一冊です。(まどかめさん 30代・栃木県 女の子2歳)
【情報提供・絵本ナビ】