この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 時代小説の戦後史
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2021年12月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
井沢ファン
-
策謀と騙しあいの実態
新選組の隊士の話を10作取り上げた小編集。実際の話に基づいて書いていると思うが、策略や騙しあいで殺戮する内容が多く、陰湿さは薩長の比ではなくうんざりさせられるところもある。また、対立が殺戮に向かうことが当然の時代に、維新と言う大義名分によって、勝ち組と負け組とがはっきり分かれ差別や怨恨を買ったことが今でも名残りがあり根が深いことを物語っている。私がファンである司馬遼太郎の作品だと思って読んでみたが、9名の著者の作品で、そのうち1編が司馬遼太郎というだけのことだった。名ばかりの天皇を祀り上げ政権を取った維新政府側とそれに抵抗した幕府側、多くの犠牲者を出したが、もっとうまく政権交代をして改革できなかったのかと考えさせられる。もっともそれが革命的なことなのだが。
[BOOKデータベースより]
勤王と佐幕に揺れる幕末、最強の剣客集団「新選組」は短い絶頂の光芒を放ち、それぞれの運命とともに散っていった…。「新選組」に魅せられた歴史・時代小説の巨匠十人による必読のアンソロジー。
[日販商品データベースより]「新選組」を描いた名作・秀作の精選アンソロジー。津本陽、池波正太郎、三好徹、南原幹雄、子母沢寛、司馬遼太郎、早乙女貢、井上友一郎、立原正秋、船山馨の、名手10人による「新選組」競演!