- 砂場の少年
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- 価格
- 796円(本体724円+税)
- 発行年月
- 2000年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043520244
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
灰谷健次郎さんといえば、『兎の眼』、『太陽の子』など名著が数多くありますが、私の一押しは『砂場の少年』。臨時採用教師と生徒たちの関わり、葛藤などを通して、管理教育を告発し、教師と子ども、大人と子どもの関係の在り方を問う、素晴らしい作品です。私もすでに何回も読み返していますが、未だに飽きることはありません。




























[BOOKデータベースより]
放送局のディレクターを辞した葛原順は、35歳にして初めて臨時採用の中学の先生になった。受け持ったクラスは、一筋縄ではいかない生徒たちが談論風発。陳腐な価値観の押しつけ、型通りの授業などは即刻一刀両断に。周囲の教師は、「札付きですから厳しく締め付けないと…」と繰り返すばかり。あらかじめ生徒を偏見でみることだけはしないという信条を頼りに、葛原は素顔の生徒に向きあう。だが、丸刈りに反対して学校に通わない少年、一切口をきかない少女、そして神経症の闇に沈む妻透子の存在が、葛原に大きな問いを投げかけていく。子供から学ぶことの大きな可能性を伝える感動の小説。