- 氷川清話
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 1972年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043209019
[日販商品データベースより]
現代政治の混迷は、西欧の政治理論の無定見な導入と信奉にあるのではないか――。勝海舟の大陸的ともいえる先見の洞察力と、生粋の江戸っ子気質は、徳川幕府と江戸の町を護り、時代の混乱を最小限にくいとめた。その政治的な手腕は薩長閥政府の中にあって一服の清涼剤であり、今なおその魅力を失わない。海舟が晩年、問われるままに残した小話は、今も我々が改めて自身を省み、そして帰るべき途がどこにあるかを示している。

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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 勝海舟の胆力のほどをしのぶには、皇居前広場から江戸城の壮大さを眺めればよい。これほどの資産とそれが象徴する権力を、必要とあらば平然と捨て去ることができた人物、それが勝海舟だ。戦後の経済的成功にしがみつき、まったく身動きがとれなくなってしまった今日の日本人にとって、この古典はわれわれが本来もっている知性と勇気とを思い出させてくれる。
























勝海舟の胆力のほどをしのぶには、皇居前広場から江戸城の壮大さを眺めればよい。これほどの資産とそれが象徴する権力を、必要とあらば平然と捨て去ることができた人物、それが勝海舟だ。戦後の経済的成功にしがみつき、まったく身動きがとれなくなってしまった今日の日本人にとって、この古典はわれわれが本来もっている知性と勇気とを思い出させてくれる。
吉野隆雄/編集長 『“検討します”を言わせない営業術』
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/11/08
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】