[日販商品データベースより]
昔、カニが拾った柿のたねをまいて、「はよう芽をだせ、かきのたね」というて育てたら、実が枝いっぱいになった。するとサルがやってきて…。リズミカルな再話とのびやかな絵が楽しい大型の絵本。
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むかしむかし、かにが浜辺に出たところ、砂の上に柿の種がひとつぶ落ちていた。かには喜んでその種を家の庭にまき、毎日毎日せっせと水をかけ、こやしをやっては「はよう芽を出せ柿の種、出さんとはさみでほじり出すぞ」と唱えた。すると、ほじり出されてはたまらないと思った柿はやがて小さな芽を出した。かにが熱心に世話をして、柿の木は大きくなり、たくさんの実をつけたそう。それを見ていたのは山の上のさる。さるはさっそくやってきて、かにに話しかけた……。
おなじみ『さるかに合戦』の物語。墨絵を想起させるイラストが、日本情緒たっぷりに、このよく知られた昔話を描きます。かにとさるの会話は、方言まじりの温かい響き。「かにどん、かにどん、なにを しちょる」とさるが尋ねれば、かには「おら、やっと柿の実が熟れたで、はようはい登って もごうと思うが、気がせくもんで……」と言った具合です。 意地悪なさるをこらしめようと一致団結するのは、かにの子供たちと栗、蜂、臼に、はぜ棒と牛のうんち。この一団がさるの家めがけて進む道中は、がしゃがしゃ、ころころ、ぶんぶん、ぺたりぺたり、とんとん、ごろりごろり……と大騒ぎです。次々と仲間が加わり、擬音語がにぎやかになっていくところが楽しいですよ。――(ブラウンあすか)
劇作家の木下順二さんの再話ということで、少しクセがあり、はじめに読んだとき、読みずらいなと感じました。
でも一度、そのリズムをつかむと、やみつきになります。
秋になると毎年一度は読んでます。
この同じ昔話は、他にもたくさんの絵本が出版されていますが、これ、おすすめです。(オリーブの実さん 50代・香川県 )
【情報提供・絵本ナビ】