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[BOOKデータベースより]
アダムは何語で話したか?アダムとイヴの身長は?先人たちは、この地上に存続しているはずだと信じた、楽園についてのすべてを知ろうと試みた。本書は、「創世記」に描かれた「エデンの園」あるいはその痕跡、あるいはその代替物が果たしてこの地上に存在するのかという、キリスト教化された西欧人にとってはきわめて重要な問題を扱っている。
第1章 伝統の混交―モーセ、ホメロスから聖トマス・アクィナスまで
[日販商品データベースより]第2章 待機の場所としての楽園
第3章 地上の楽園と中世の地理学
第4章 プレスター・ジョンの王国
第5章 他の夢の国
第6章 郷愁
第7章 新しい学問と地上の楽園
第8章 地上の楽園―その位置確定の探求(十六―十八世紀)
第9章 世界の創造―その時間的確定の探求
第10章 「目を開くと、人間は幸福である自分を見た」
第11章 魅惑の園の消滅
結び 神話のもうひとつの読み方
前近代の西洋人の心性が描いた幸福感の系譜。
キリスト教文明圏の集団的心性史。「楽園」を巡る心の歴史。
「世の終わり」への不安を乗り越えるために近代以前の西洋人の心性は何を求めたか 本書は、「創世記」に描かれた「エデンの園」あるいはその痕跡、あるいはその代替物が果たしてこの地上に存在するのかという、キリスト教化された西欧人にとってはきわめて重要な問題を扱っている。
すべては「原罪」を遡る。もしアダムとイヴが楽園を追われていなかったなら、我々の暮らしはどう変わっていたのかという率直な疑問。原罪以後、人間に科された罪の重さを考えれば、きっと「エデンの園」はこの上なく快適であったはずだとする確信。
時代がルネサンス、大航海時代へと進むと、新しい知見は中世の空想じみた仮説を否定していったが、他方、新時代のもたらす知的道具を駆使して、人々は新たな「楽園」の発見へと奔走することになる。