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価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2025年05月発売】
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[BOOKデータベースより]
第1章 起源
[日販商品データベースより]第2章 フランス革命戦争、一七九二‐一八〇二年
第3章 ナポレオン戦争、一八〇三‐一八一五年
第4章 総力戦、革命戦争
第5章 兵士と民間人
第6章 海戦
第7章 人民戦争
おわりに―遺産
すべてを変えた戦争の全体像
500万人が犠牲になったナポレオン戦争は、軍事的天才ナポレオンに焦点を当てて、これまで革命対旧体制という図式で描かれるのが普通だった。
一方では、革命理念の伝道と対抗勢力のナショナリズムの覚醒というイデオロギー的観点、他方では、ナポレオンの神がかり的な作戦能力に着目した軍事史的な観点が基調で、なぜこの戦争がかくも膨大な犠牲を出しつつも、収束しなかったのかという根本的な問題については、等閑に付されていた。
本書では、ナポレオン戦争を、先行するフランス革命戦争と統一的に把握するという視点を打ち出し(両戦争を「フランス戦争」と呼ぶ)、18世紀というより長期のスパンで戦争の意味について考える。こうした視座は、ナポレオンの呪縛からこの戦争を解き放つことを意味する。
また、最新の知見を動員して、この戦争が初めての「世界大戦」であり、「総力戦」であったことを明らかにする。
苛烈な戦闘は、いつしか敵と味方という観念を溶解させ、犠牲者の国籍も、兵士なのか民間人なのかもはっきりしない、戦争の無差別的な性格が眼前に立ち現れる。現代の起原としてのナポレオン戦争へ。