[BOOKデータベースより]
これまでの対アフリカ援助に関する議論のほとんどは、1世紀前のアフリカ大陸と同じように、当事者以外のところでなされてきた―議論は相変わらず植民地化されていたのだ。本書は、そのアフリカ問題について、当事者であるアフリカ人女性による、はじめての本格的論争の書である。
第1部 援助が主役の世界(援助の神話;援助の略史;援助は役立っていない;経済成長の無言の殺し屋)
第2部 援助がない世界(ドンゴ共和国;援助依存モデルについてのラディカルな再考;債券発行;中国人は朋友なり;貿易で経済発展;貧者の銀行;アフリカに真の開発を)
援助は腐敗を助長させ人々を貧困に陥れる。アフリカが貧しいのはまさに援助のせいだ。従来型の欧米の対アフリカ援助の効果を批判する、論争の書。「援助中毒」となったアフリカを立ち直らせるための道標となる1冊。
[商品紹介]
本書は劇薬である
サックスやボノなどの「ビッグ・プッシュ」派か、それともイースタリーなどの「アウトカム」派か…現代の援助論争は大きく分けると2つの対立構図で描くことができる――。「援助中毒」に陥っているアフリカを立ち直らせるには?これまで論争は常に当事者以外においてなされてきた。議論は相変わらず「植民地化」されていきたのだ。本書はそのアフリカ問題について、当事者であるアフリカ人女性による、はじめての本格的論争の書である。