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- あそぶ神仏
-
江戸の宗教美術とアニミズム
ちくま学芸文庫 ツ7ー4
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480096616
[BOOKデータベースより]
いつの世も庶民はひたすらこの世の幸を追い求めるもの。その奔放な想像力にかかれば神様仏様といえどもこの通り、親しみ深く荒削り、すこぶるかわいらしく、ときには世にも怖ろしい姿となる。アニミズム的感性に裏打ちされた力強く鮮烈な表現は、正統的な宗教美術とは一線を画す、異次元の美の宇宙を形づくっている。妖怪となった器物=付喪神の饗宴、白隠や仙〓(がい)の不羈奔放な禅画、大らかな性器崇拝と春画との関わり、そして北斎の劇画の如き仏画と異形の滝…。「奇想」の発見で日本美術史を塗り替えた眼の革命家が、宗教美術のもう一つの水脈に分け入り、その核心に迫る。
1 日本美術に流れるアニミズム
2 変容する神仏たち―近世宗教美術の世界
謎多い遊行僧円空にひかれて
木喰と東北・上越
野に生きた僧―風外慧薫の生涯と作品
近世禅僧の絵画―白隠・仙〓(がい)
白隠“半身達磨像”(永明寺本)
3 浮世絵春画と性器崇拝
北斎の信仰と絵
北斎晩年の“ふしぎな世界”
4 天龍道人源道の仏画
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