[BOOKデータベースより]
網を打つ者。とどめを刺す者―。おのおのが技を繰り出し集団で鯨に立ち向かう、世界でもまれな漁法「組織捕鯨」を確立し繁栄する紀伊半島の漁村、太地。しかし、仲間との信頼関係が崩れると即、死が待ち受ける危険な漁法であるため、村には厳しい掟が存在した。流れ者。己の生き方に苦悩する者。異端者―。江戸から明治へ、共同体で繰り広げられる劇的な人生を描いた渾身作。
[日販商品データベースより]和を乱せば、死。獲物を侮れば、死。時は江戸。究極の職業集団「鯨組」が辿る狂おしき運命とは…。江戸から明治へ、共同体で繰り広げられる劇的な人生を描いた渾身作。〈受賞情報〉吉川英治文学新人賞,山田風太郎賞(第4回)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
調査捕鯨訴訟で敗訴となった現在の、まさにタイムリーな内容。鯨だけでなくイルカでも某映画で有名になった太地町の江戸から明治にかけての鯨とともに生活する人々の姿を鮮烈に描いている。江戸時代に鯨を捕る厳しさと、捕るためには全員が団結しなければならず、町自体が厳密なルールによって統制されているその姿とは裏腹に、町の人の生きざまが美しく描かれており、素晴らしいエンターテインメントとなっている。(J/男性/40代)
江戸時代に古代捕鯨方法を確立した紀州・太地。さまざまな人生模様を劇的に描いた渾身の連作短編集。