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[BOOKデータベースより]
二〇一〇年は、平城遷都からちょうど千三百年目に当たる年。奈良の寺院と深い交流を持ち、実際の仏像制作や保存修復に携わる名うての彫刻家であり、さらには「平城遷都一三〇〇年祭」のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親でもある著者が、「奈良のみほとけ」を訪ねながら、その仏像から派生する彫刻技法や作者の思い、時代背景を縦横に見る。仏像から日本の仏教、果ては日本人のこころに迫った会心の書。
プロローグ 奈良のこころ、ほとけさまのこころ
[日販商品データベースより]第1章 ほとけの来た道
第2章 ひかりのほとけさま
第3章 漆でできたほとけさま
第4章 木彫仏は揚子江から
第5章 南部復興を支えた仏師たち
第6章 仏像の技法研究と修復―私とほとけさまと人材育成
エピローグ 日本人にとっての仏教、そしてほとけさま
日本最古の飛鳥大仏から、興福寺の無著・世親像にいたるまで。“せんとくん”の生みの親である、彫刻家・籔内佐斗司が、「奈良」と「仏像」をキーワードに、日本のこころへと迫った会心の書。