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[BOOKデータベースより]
朝日新聞コラムニストが、がんと闘いながら書き残した絶筆のエッセイ。現代史に刻まれた名句・名言が時代を照らす。
幾時代かがありまして茶色い戦争ありました―中原中也
[日販商品データベースより]アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である―T.W.アドルノ
奴はやってきて「こんにちは」というべきだった―アボリジニの長老
このぬくみは自分の先行き一生のぬくみとして信じよう―幸田文
絶望は虚妄だ、希望がそうであるように―魯迅
デモクラシーは最悪の政治形態だ。ただし、…―W.チャーチル
きみはヒロシマで何も見なかった。何も。―“彼”
身捨つるほどの祖国はありや―寺山修司
抑圧機関が、奉仕すべき人の主人になってしまった―X
事実は事実の敵である―ラ・マンチャの男〔ほか〕
中原中也、古今亭志ん生、佐藤栄作、アインシュタイン…。現代史に刻まれた名句・名言を辿り、「今」という時代を考える。朝日新聞コラムニストが、がんと闘いながら書き残した絶筆のエッセイ集。