- 湖の城・舟・湊
-
琵琶湖が創った近江の歴史
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784883256426
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価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2022年03月発売】
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琵琶湖が創った近江の歴史
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価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2022年03月発売】
[BOOKデータベースより]
第1章 水城を歩く
[日販商品データベースより]第2章 琵琶湖の舟運
第3章 戦乱と琵琶湖
第4章 琵琶湖の湊
第5章 琵琶湖の島
第6章 琵琶湖と漁業
本書は、株式会社叶匠壽庵が平成24年6月に創刊した季刊誌『烏梅』に、創刊号から第244号(VOL.24、平成30年2月刊)まで、琵琶湖の歴史をテーマに連載した論稿を一冊にまとめたものである。平成8年のNHK大河ドラマ「秀吉」にあわせて長浜で開催された「北近江秀吉博覧会」の総合プロデューサーだった金沢市の出島二郎さんのお誘いで、連載を始めたものだ。私から言わせれば、出島さんは抒情的な詩人でもあり、歴史や物事を感性でとらえるタイプで、そこが自分とは違った。私は普段、文章には感性を排し、客観的な記述に徹しているつもりである。感想を書かないことが、美徳だと思っている。しかし、この連載では逆に、自分の感性を入れた締めくくりを書いた。そして、全体に気取った雰囲気を出したつもりである。出島さんの詩情に満ちた文章に、少しだけ近づきたいと思ったからだ。しかし、目論見だけに終わっているかもしれない。
コラムとして章間に入れたのは、琵琶湖岸にある伊香郡山梨子村(長浜市木之本町山梨子)の記録『年々萬日記』から分かる、琵琶湖の舟運に関する論稿である。古文書の調査報告書に掲載したという形態から、これまでほとんど世間の目に触れてこなかったので、かなり加筆・修正する形で本書に再掲させて頂いた。本書が、類書が多い琵琶湖史の中で、少しでも新たな頁を書き加えられれば、出島さんへの恩返しとなると思う。さらには、私にとっての第二の故郷・近江への返礼となるだろう。