- アルキメデスの驚異の発想法
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数学と軍事
インターナショナル新書 077
- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2021年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784797680775
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数学と軍事
インターナショナル新書 077
[BOOKデータベースより]
天才的な数理科学者として広く知られているアルキメデス。古代ギリシア思想の様々な制約下にありながら、発想をイメージで終わらせず具現化した点に、アルキメデスの凄さがあると著者は語る。本書では、アルキメデスの生涯を追うとともに、いかにして数学や物理学の理論を「軍事兵器」に活かしたのか、そして天秤などのような機械学の知識をどのようにして「数学」の理論へ応用したのか、その豊かな発想力に迫る。
プロローグ なぜ、今、アルキメデスなのか?―現代の課題を先取りしたアルキメデス
[日販商品データベースより]第1章 その男の名は「アルキメデス」―アルキメデスの生きた時代とは?
第2章 アルキメデスは何を発見したのか?―アルキメデスの反ギリシア的思考法
第3章 究極の「軍事兵器」―アルキメデスの数学・物理学の知識がローマを苦しめた!
第4章 究極の「数学兵器」―アルキメデスの「直観、発想」の原点に迫る!
第5章 アルキメデスが最後に解こうとしたもの―スーパー数学兵器は何であったか?
"天才的な数理科学者として広く知られているアルキメデス。
小学校の算数の教科書では円周率がおよそ3.14であることを初めて発見した人物として紹介され、中学校の理科の教科書では、「浮力に関する法則」の項で「アルキメデスの原理」が説明されている。
果たして「アルキメデス」とはどのような人物だったのだろうか。
本書ではその生涯を追いながら、古代ギリシアにおけるさまざまな制約下で、発想を形として実現させたアルキメデスの凄さを再発見する。
――(目次より抜粋)
●プロローグ なぜ、今、アルキメデスなのか?
●第1章 その男の名は「アルキメデス」
アルキメデスの生涯/アルキメデスが書簡を送った相手/エラトステネスとの交友関係
●第2章 アルキメデスは何を発見したのか?
ヘウレーカ、ヘウレーカ、何がわかったのか?/20世紀によみがえったアルキメデスの伝説の書『方法』/なぜ、アルキメデスにとって「無限」は禁じ手だったのか?/無限を回避する絶妙な手法/
●第3章 究極の「軍事兵器」
ポエニ戦争に巻き込まれたシラクサ/ローマ軍を震撼させた、アルキメデスの「3つの軍事兵器」/「巨大な鉤爪」がローマの軍艦を高く持ち上げ、岩に砕く/距離を自在に調節できる「アルキメデスの投石機」/「熱光線」がローマの軍艦を焼き尽くす/MITの「死の熱光線」実験、その結果は?/巨大船シュラコシア号をひとりの力で動かす
●第4章 究極の「数学兵器」
『円の測定』の3つの命題/独特な「背理法」+「取り尽くし法」のミックス証明/「証明」する前に""直観""で答えを知っていた!/球の体積、表面積をアルキメデスはどう求めたか?/「数学兵器」は機械学の知識をフル活用していた/天秤を""運動""にまで進化させたガリレオ/カヴァリエリこそ、アルキメデスの正統な後継者だ!
●第5章 アルキメデスが最後に解こうとしたもの
シラクサの陥落/アルキメデスの墓とキケロの証言/カヴァリエリはアルキメデスの『方法』を見たか?/『方法』の続編に構想された幻の立体
■著者略歴
上垣 渉(うえがき わたる) 三重大学名誉教授、全国珠算教育連盟学術顧問。1948年、兵庫県生まれ。神戸大学教育学部数学科を卒業し、東京学芸大学大学院修士課程を修了。
著書に『アルキメデスを読む』『ギリシア数学の探訪』(共に日本評論社)、『はじめて読む数学の歴史』(角川ソフィア文庫)、共著に『数と図形の歴史70話』(日本評論社)、『「尋常小学算術」と多田北烏』(風間書房)などがある。"