- 辺境・カフカースの生きられた都市
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近代黎明期のジョージア都市の生態
彩流社
ダヴィド・ホシュタリア ギオルギ・チャニシュヴィリ ナティア・ナツヴリシュヴィリ マノン・リルアシュヴィリ 篠野志郎- 価格
- 9,900円(本体9,000円+税)
- 発行年月
- 2023年01月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784779128714
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近代黎明期のジョージア都市の生態
彩流社
ダヴィド・ホシュタリア ギオルギ・チャニシュヴィリ ナティア・ナツヴリシュヴィリ マノン・リルアシュヴィリ 篠野志郎
[BOOKデータベースより]
19世紀のロシアの侵攻とともに生じた都市の近代化。ジョージアの人々が受容した急変する都市の諸相は、いかなるものだったのか。気鋭の研究者らが鮮やかに描き出す、ジョージアの近代都市形成史。
1章 近代黎明期におけるジョージア都市概要
[日販商品データベースより]2章 トビリシ
3章 クタイシ
4章 バトゥミ
5章 ポティ
6章 アハルツィヘ
7章 ボルジョミとアバストゥマニ
後書きに代えて―19世紀のロシアと西欧の狭間で
カフカース地域における歴史・都市史・近代ソビエト史に関連する基本図書!
国土の西部を黒海に面し、北をロシア、東をアゼルバイジャン、南をアルメニアとトルコに接したジョージアは、多くの帝国・王国・公国に統治された複雑な歴史を持ち、地政学的にみると、国土を取り巻く幾つかの帝国の周縁に位置することから、多様な文化の影響を受けてきた。しかし、こうした文化の影響は王国の首都として成立したトビリシやクタイシに限られ、国土のほとんどの地域は古来からの民族固有の文化による小規模な集落によって構成されていた。こうした地域で近代化に向けて、軍事化、産業化、西欧化等の外敵圧力により、19世紀になって都市的な共同体が形成された。これは、我が国の城下町や西欧における中世からの歴史的都市の成立過程とは異なり、近代黎明期に人為的に都市が形成されるという歴史を辿った。ソビエト化で抑圧される以前の帝国の周縁地域に形成されたジョージアの都市の可能性を探ることは、周辺というローカルな文化の可能性を探ることに繋がる。原著であるジョージア語からの貴重な翻訳。
口絵(カラー)16p 翻訳について(篠野志郎) 第1章:近代黎明期におけるジョージア都市概要(ダヴィド・ホシュタリア) 第2章:トビリシ(ギオルギ・チャニシュヴィリ) 解説 : 篠野志郎 第3章:クタイシ(ナティア・ナツヴリシュヴィリ)解説 : 服部佐智子 第4章:バトゥミ(マノン・リルアシュヴィリ)解説:守田正志 第5章:ポティ(マノン・リルアシュヴィリ) 解説:守田正志 第6章:アハルチヘ(ナティア・ナツヴリシュヴィリ)解説:篠野志郎 第7章:ボルジョミとアバストゥマニ(ダヴィド・ホシュタリア)解説:吉本憲生 後書きに代えて――19世紀のロシアと西欧の狭間で(守田正志)