- 百年後を生きる子どもたちへ
-
「帰れないふるさと」の記憶
それでも「ふるさと」
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784540192067
[BOOKデータベースより]
きのうまで、家族いっしょに暮らし、あそび、学び、働いていた「ふるさと」を、突然、放射能によって追われたら。生れ故郷の山や川や田畑が、家やむらが、そこにあるのに、二度と帰れないとしたら。家族の思い出の場までも、奪われたとしたら。そして、それが、わたしたちの暮らしと深くかかわる原発がもたらしたものだったら。わたしたちは、何を思うでしょう。原発事故に「ふるさと」を追われた、阿武隈高地のむら「津島」や「飯舘」の人びとの「現実」と「願い」は、わたしたちと深くつながっています。だれも住まなくなった家や田畑には、草木が生い茂り、しだいに森に還っていきます。「でも、100年後か150年後かわからないけれど、子孫のだれかが帰ってくるかもしれない」そんな願いをこめて、津島の歴史や暮らしを伝える「ふるさとの記録集」をつくりはじめました。
[日販商品データベースより]東日本大震災による原発事故で、突然、放射能にふるさと(郷土)を追われた人びとの苦悩や取組み―避難・転居、郷土調査…、いつか帰ってくるかもしれない子どもたちに向けた願いや取組み―郷土の再発見・記録集づくりなどをつぶさに伝え、静かに問いかける写真絵本。第66回産経児童出版文化賞大賞『それでも「ふるさと」全3巻』続編。
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このような写真絵本を見て、つくづく思います。
復興なんて絵空事ではないだろうか。
確かに復興はあるかもしれないけれど、閉ざされて埋もれていく現実があることを、今一度考えなければいけないと痛感します。
長年続いてきた平穏な暮らしを奪われ、帰る見通しも失った関場さん夫妻を通して、弱者を無視してでも突き進んでいく、復興の虚構が、全てを埋め尽くしていくのだと虚しいばかりです。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】