- 巨鳥の影
-
- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2025年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198950217
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[BOOKデータベースより]
現金三百万円盗難事件の容疑者として、工場で働いているエルナンドというスペイン人が浮かんだ。ガソリンスタンドで、友人のハビエルという男に会ったとき、鋭い鳥の鳴き声がした。結局、エルナンド逮捕には至ったが、刑事には違和感が残った。だが、事件の真相は意外なところに…(「巨鳥の影」)。犯罪にまつわる生き物を題材に、巧緻なトリックと心理の綾を堪能する長岡ミステリ八篇。
[日販商品データベースより]心の不思議にせまる長岡ミステリーの醍醐味! 窮地に陥った時、人は何をするのか?
ーー長岡弘樹が紡ぎ出す短編には、考え抜かれ、磨き上げられた短さのなかに奥深さがある。ーー宇田川拓也(ときわ書房本店)
生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。
のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅力を放つ。
その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。心の揺れや、ゆがみが引き起こす犯罪&どんでん返しの妙を堪能する8篇の極上ミステリー。
仕事中の刑事が給油に立ち寄ったガソリンスタンドで、勤務していたのは外国人だった。そのとき、聞き慣れない鳥の鳴き声がした。ある盗難事件の捜査過程で、その外国人従業員の友人が浮かんだ。彼は逮捕されたが、違和感が残る。その後、真犯人が判明したが……。(「巨鳥の影」)
隣室のキャバ嬢の部屋にそっと忍び込む。ときどき鍵をかけ忘れると知っていた。内気な学生のペットは蟻だけ。柑橘系の彼女の香りを吸い込む。そのとき大きな地震が起き、彼女が戻ってきた。そして蟻を、自分もペットに借りたいと彼女が訪れて…。(「水無月の蟻」)他、ミステリ短編の醍醐味を堪能する6篇収録。
紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子氏から届いた本書の感想です。
どの物語も、日常で気がつかないような、
些細な出来事の中に、事件解決へのヒントが隠されていて、
とても驚きました!
人と生き物が、
絶妙なタイミングで交錯する事で生まれた、
違和感から導かれていくラストが、
とにかくすごすぎます!
その衝撃の結末に、
何度も震えました…!
やはり、長岡先生の物語は、
緻密で細やかなミステリの布石が打たれた、
一線を画す面白さだと、
改めて実感いたしました。