[BOOKデータベースより]
2025年、刑事デジタル法成立。ITの実装は、単なる手続の効率化に留まるのか。本書は、この令和7年改正法(刑事デジタル法)のポイントを解説するとともに、電子令状やオンライン公判の立案過程を精緻に検証し、その背後に潜む「司法の自動化」という真のリスクを明らかにする。法律家が守るべき最後の砦とは何か。法情報学の世界から電脳空間と刑事手続へ―。両面を凝視し続けてきた著者が、刑事IT化の功罪を問う。
第1部 刑事司法IT化の“光”(オンライン取調べとオンライン接見;電子令状;電子ファイル;遠隔証言;オンライン法廷;判決情報の公開;裁判記録のオンライン公開)
第2部 刑事司法IT化の“陰”(監視型捜査からデータ駆動型捜査の時代へ;位置情報の網羅的取得―ジオフェンス令状;情報検索行動の取得―キーワード令状;路上から上空へ―ドローン撮影から衛星撮影まで;記録から識別へ―顏認識技術の利用)
第3部 令和7年刑事訴訟法改正(刑事デジタル法)(改正の概要)
2025年に成立した改正刑訴法(刑事デジタル法)による抜本的改革を受け、捜査・公判のオンライン化は実務の不可逆な潮流となった。
改正法の全体像と立案背景を詳述し、実務家が新制度の本質を理解するための確かな指針を提示する。IT化による効率性や司法アクセスの改善を評価しつつ、プライバシー侵害やAIの誤用による司法の劣化といった側面に鋭くメスを入れる。海外の最新事例を引き、AI時代がもたらすリスクを浮き彫りにする。
単なる解説に留まらず、司法の根幹を担う「人間側」の判断と規律の在り方を問う、実践的かつ未来志向の1冊。






















