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[BOOKデータベースより]
日本文学の根幹〈私小説〉―その系譜を歩く。告白と創作の狭間で、作家たちは何を見たのか。尾崎一雄、嘉村礒多、八木義〓、太宰治…。命を削って書いた作家たちの現場を訪ね、彼らが遺した“文学の血脈”をたどる八年の旅。
尾崎一雄 梅干しは人生の味。
[日販商品データベースより]嘉村礒多 断ち切れないものは郷愁。
八木義〓 才能は他者に発見してもらう地下資源。
藤枝静男 桃李もの言わざれど下自ら蹊を成す。
葛西善蔵 藝術院善巧酒仙居士。
岡田睦 私小説は作家の死をもって完成する。
川崎長太郎 自分を材料にして人間を追及する。
徳田秋聲 憂鬱の虫が体中に巣くっていた。
古木鐵太郎 書くことによって「負の財産」を「正の財産」に代える。
三浦哲郎 ぼくは我慢強くてね。
野口冨士男 「あんた、前途のある方やないの」。
岡松和夫 拘りに向かって書く。
田山花袋 人間は理想がなくては駄目です。
和田芳恵 老残の力。
耕治人 小説家だけにはなるもんじゃない。
上林暁 常に不遇でありたい。そして常に開運の願を持ちたい。
宇野浩二 僕は、やっぱり、「文学」だね。
岩野泡鳴 偉大なる馬鹿。
木山捷平 お前は自家で農科をやれ。
高井有一 死ぬ者は死に、生きる者は生きる。〔ほか〕
近代文学の根を掘り起こす旅
日本文学の根幹〈私小説〉──その系譜を歩く
告白と創作の狭間で、作家たちは何を見たのか
尾崎一雄、嘉村礒多、八木義徳、太宰治……。命を削って書いた作家たちの現場を訪ね、彼らが遺した“文学の血脈”をたどる八年の旅。
本書は作家・作品論ではなく、なぜ彼らが小説を書いたのか、どうして小説を書くようになったのかを訪ね歩いた随想である。(中略)草木を見るように自分たちの身近な世界を書く。良くも悪くもそれが逆に「生きる」という大きなテーマを創出しているが「私小説」とはそういうものではないか。(「後書き」より)