[BOOKデータベースより]
私のからだが「心の住み家」となるために。自分自身にくつろいで。身体のわたし―皮膚・髪・ゲーム、羨望、トラウマ…依存、ファンタジー。変わるわたし―新しい体、美容整形、身体改造…トランス、からだのなかにいる。心とからだで“語りnarrative”に聴き入る精神分析。
序章 身体が語るとき
第1章 羨望と母体―美容整形の精神力動
第2章 いったい、誰の皮膚なのか?―屍姦幻想の精神的機能
第3章 純粋な決定の秩序―仮想世界で成長する
第4章 過去なき現在―思春期の性別移行における時間的統合
第5章 もって生まれた身体と、自分そのものである身体
第6章 トラウマと身体―映画《私が、生きる肌》
第7章 分析家の身体―設定と共生的転移
第8章 ラプンツェル再考―髪の無意識的な意味
第9章 カウチから離れて―分析家のトイレの心理的な使い方
第10章 自己の起業家たち―変身リアリティ番組の精神的・社会的機能
昨今、美容整形手術/施術は一般的になりつつあり、ジェンダー・アイデンティティにまつわる議論も活発に交わされています。そうしたなか本書は、心の器としての“からだ”を介して“わたし”が再-創造されていく様を、多くの実例からビビッドに描きます。――本書の登場人物は、美容整形や身体改造、倒錯的な性行動、ネット世界での耽?、排泄行為などの、自らの“苦悩”を「無痛」化する作業に囚われています。そして、こうした行動では癒されないとわかった時、かれらは「心と対話する」相談室の門を叩くのでした。
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