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[BOOKデータベースより]
「お父様なんて大っ嫌い!」叫んだ後に、脳裏に鮮明に浮かんだのは処刑された時の記憶―。(あの時と同じ…わたくしはお父様に殺されてしまうのよ!)父帝・ヴァロンタンの愛を欲し、そのための手段を選ばず、残虐非道の限りをつくした『悪の皇女』キャンディス。報いを受けて十六歳の時にヴァロンタンに斬首されたはずの彼女は、なぜか五歳の自分に戻って人生をやり直し中だった。前世と真逆の、誰も殺さない『いい皇女』を目指して努力を続けること約一年。その甲斐あって六歳の誕生日には、侍女のエヴァやローズ、異母弟のアルチュールをはじめ、たくさんの心からのお祝いを受けるまでになっていた。しかしヴァロンタンは、なぜかキャンディスに宮殿から出ることを禁じ、専属護衛を自分で選ぶことも許さない。(やっぱりわたくしは、お父様に愛されていない)ヴァロンタンの行動にはある理由があったが、悲しみに心が沈むキャンディスはそれを知らないまま、宮殿から逃げ出すことを決意する。(わたくし、ここで終わりたくない…!)この逃亡劇が導く未来は処刑か、それとも…!?溺愛されている自覚も、溺愛している自覚もない、すれ違い王宮溺愛ファンタジー!