- ショートケーキ。
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167922726
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[BOOKデータベースより]
やりきれないことがあるたびに、友だちと食べるケーキの味は格別(『ホール』)。バイト先でケーキを買ってくれる天使たち。その素顔と理由は(表題作)。経理で不機嫌そうな表情の彼女が、唯一笑顔を見せる瞬間を見てしまい(『騎士と狩人』)。特別で、でもいつも変わらずおいしいショートケーキをめぐる連作集。
[日販商品データベースより]ショートケーキは祈りのかたち――。
悩んだり立ち止まったり、鬱屈を抱えたりする日常に、
ひとすじの光を見せてくれる甘いもの。
「ホール」
大学生の<ゆか>と<こいちゃん>はどちらも、母との二人家族。父が出て行ってから買えなくなったホールケーキを求めて、ふたりは<失われたホールケーキの会>を結成。ある時、離れて暮らす父親から、「大事な話がある」とそれぞれに連絡があり……。
「ショートケーキ。」
俺が働くケーキ屋では、ホールケーキを予約なしに買ってくれるお客さんを天使と呼ぶ。天使の中には常連もいて、その二人組女子は、丸いホールのケーキにこだわっているようなのだ。ところで甘いものに目がない姉が、最近元気がないのが気になっているが……。
「追いイチゴ」
ケーキ屋で働く私には、嬉しいことがあったときにひとりで行う「趣味」がある。ケーキを冒涜しているようで人には言えないのだが……。
「ままならない」
ママになった瞬間から、さまざまなことがままならなくなった。大好きなショートケーキをもう一度ひとりでゆっくりと味わいたい。その願望を実現すべく、<あつこ>は二人のママ友と互助会を結成する……。
「騎士と狩人」
<央介>の口癖は「嫁に行きてえ」、何事にも受け身で生きてきた28歳の会社員だ。ある時、領収書の不備を指摘されたのをきっかけに、会社の経理担当の女性のことが気になり始めるが……。
ショートケーキをめぐる、優しく温かな5編の物語。 文庫解説:岡野大嗣(歌人)