- うるうの朝顔
-
講談社
水庭れん
- 価格
- 1,815円(本体1,650円+税)
- 発行年月
- 2023年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065314630

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[BOOKデータベースより]
夫と離婚し、強い停滞感を抱く千晶は、母の墓がある霊園で凪という青年と出会う。彼は「うるうの朝顔」という不思議な朝顔の種を取り出した。花を咲かせると「現実とは一秒だけ違う過去を再体験し、心の不調和が直る」種らしい。半信半疑のまま、千晶はメモの通りに花を咲かせるが―。
[日販商品データベースより]第17回小説現代長編新人賞受賞作!
ーー1秒が、あなたを変える。必要なのは「1粒の種」。
奇跡の花と不思議な青年をめぐる、再生の物語。
綿来千晶は、息子に手を上げた夫と離婚したばかりで鬱々とした日々を過ごしていた。彼女は、偶然入った霊園事務所で日置凪という青年に出会う。親しみやすく価値観の合う凪に、ぽつぽつと悩みを打ち明ける千晶。すると彼は「ひとつだけ、おとぎ話をさせてください。」と「うるうの朝顔」という不思議な朝顔の種を取り出した。
なんでもその花を咲かせると、現実とはほんの少しだけ変わった過去をもう一度体験でき、その瞬間から始まっていた心の「ズレ」が直るという。その夜、千晶には、姉が父に殴られた日の記憶がよみがえり……。
キーアイテムとなるうるうの朝顔の使い方が、不思議な力でズレを修正された人物たちに解放感だけでなく一抹の苦味や寂しさを残すところが味わい深さとなっている。――凪良ゆう
すべてのエピソードで、安易な解決ではなく、おずおずと未来に踏み出すなにかが描かれているのに好感を持ちました。
――中島京子