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[BOOKデータベースより]
第1章 物理学の目標と物理学に対する誤解
[日販商品データベースより]第2章 運動の表現方法:サボれるところはとことんサボる
第3章 運動の法則:サボり方の指針
第4章 運動方程式を解く:数学はあまりサボれない
第5章 振動:うまくサボればみんな同じ
第6章 仕事とエネルギー:サボるために知っておくべきこと
第7章 回転運動の法則:回るときも同じようにサボれる
第8章 質点系の運動:サボり方の大胆さ
第9章 剛体の運動:別方向のサボり方
付録
力学がどのようにサボって(近似して)自然現象をシンプルに説明しようとしているのかを紹介する本である。本書を通じ、力学を舞台にして、いままで歴史上の天才たちが見つけてくれた便利なサボり方を味わってほしい。注目する現象の本質を抜き出してなるべく簡単なモデルで説明する技術は、力学や物理学に限らず、ほとんど全ての理工系分野の基盤となる考え方である。
その考え方の練習を身近な例を使って行うというのが力学を学ぶ意味である。練習の手助けとして演習問題も用意した。