[BOOKデータベースより]
誰かを幸せにするためによく動き、よく働いた―寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から晩年の随想10年分収録。
1 定命尽きるまで―二〇一七年
2 今日もまだ生きている―二〇一六年
3 長い入院生活を経て―二〇一五年
4 闘病、骨折…困難の一年―二〇一四年
5 人生最後、九十歳の大革命―二〇一三年
6 丈夫な体、元気の秘訣―二〇一二年
7 東日本大震災を経験して―二〇一一年
8 今が一番、いきいきしている―二〇一〇年
9 よく動き、よく働いた―二〇〇九年
10 八十代の暮らしではない忙しさ―二〇〇八年
誰かを幸せにするために
よく動き、よく働いた。
寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から
2008年から2017年までの晩年の随想、10年分を収録。
これはもう、生きすぎたケジメをつけなければならぬ時がきたと覚悟を決めた。
決めたものの、その実行が以前のようにさっさとできないのである。
遺書も書けていないし、身辺整理も何一つ出来ていない。
このままでは死にも出来そうにない。(「生きすぎたケジメ」より)
「寂庵だより」を始めたのは私が64歳の時で
出家から13年が経っていたーー。
もう、今夜死んでも不思議ではない年齢だ。
今となっては、何も思い残すことはない。
書き足りない想いもない。
出家したおかげで、あの世を私は信じている。
あの世で、先に逝ったすべての人に
再会できると信じている。(「法臘四十歳」より)
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