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[BOOKデータベースより]
文化こそが、ロシアを「ロシア」たらしめる。それが神話にすぎないとしても―ピョートルによる近代化、ナポレオン戦争、レーニンによる革命、スターリン体制そして雪どけ…数々の大転換を経てもなお、脈々と続く「ロシア」。複数の「ロシア」を織りあげる、その「文化史」に遍在する狂おしいまでのノスタルジー。
第5章 ロシアの魂を求めて(ロシアと正教信仰;ゴーゴリの霊的探求 ほか)
[日販商品データベースより]第6章 チンギス・ハンの末裔たち(カンディンスキーの東方への旅;モンゴル支配の痕跡 ほか)
第7章 ソヴィエトのレンジを通して見たロシア(アフマートワと噴水の家;新しい生活、新しい文化の創造 ほか)
第8章 在外ロシア(ツヴェターエワとロシアをあとにする人びと;国外で受け継がれるロシア文化の伝統 ほか)
ロシア文化を主人公とした一大叙事詩
「ロシアは頭ではわからない」――「ロシア」をめぐるイメージ=神話の典型のひとつだ。本書では、そうした「ロシア」という「神話」が生み出してきた豊饒たるロシア文化の歴史が、国家や社会を主体とするマクロな歴史を縦糸、個人の生に関わるミクロな歴史を横糸として織りなされる。文学、音楽、美術、演劇、バレエといった大文字の文化のみならず、宮廷の様子や農村の習慣、食や入浴文化、フォークロアまで、ロシア史のさまざまな局面における日常生活を垣間見られるのも本書の魅力だ。
本書が射程に入れるのは、1703年のピョートル大帝による新都建設から、1962年のストラヴィンスキーの亡命先からの一時帰還という250年を超える時間であり、さらに亡命ロシア人社会にもその筆は及んでいるため、膨大な時空間にわたる「ロシア文化」を読者は旅することになる。「ロシア文化」において「ロシア」という「神話」がいかに大きな問題として底流にあったのか、また逆に「ロシア」という「神話」を支えるのにいかに「文化」が重要な役割を担ったのかを、本書で描かれる人物たちを追体験しながら感得することになるだろう。