- チャイニーズ・タイプライター
-
漢字と技術の近代史
THE CHINESE TYPEWRITER:A HISTORY- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784120054372
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- キリシタン版 日葡辞書の解明
-
価格:11,000円(本体10,000円+税)
【2021年03月発売】
[BOOKデータベースより]
中国語タイプライターの“不可能性”から繙かれる圧巻の言語技術文化史。漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源まで、波瀾と苦渋に満ちた展開を鮮やかに辿る。
序論 そこにアルファベットはない
[日販商品データベースより]第1章 近代とに不適合
第2章 中国語のパズル化
第3章 ラディカル・マシン
第4章 キーのないタイプライターをどう呼ぶか?
第5章 漢字圏の支配
第6章 QWERTYは死せり!QWERTY万歳!
第7章 タイピングの反乱
結論 中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ
本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。
目 次
謝 辞
序 論 そこにアルファベットはない
第1章 近代との不適合
第2章 中国語のパズル化
第3章 ラディカル・マシン
第4章 キーのないタイプライターをどう呼ぶか?
第5章 漢字圏の支配
第6章 QWERTYは死せり! QWERTY万歳!
第7章 タイピングの反乱
結 論 中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ
訳者解説
注
索引