- 森へ行きましょう
-
- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167916077
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 春のこわいもの
-
価格:605円(本体550円+税)
【2025年04月発売】
- ぼくの死体をよろしくたのむ
-
価格:737円(本体670円+税)
【2022年09月発売】
- あの日、小林書店で。
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年10月発売】
[BOOKデータベースより]
1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。パラレルワールドに生きるふたりの女性は、いたかもしれないもうひとりの「自分」。進学、就職、恋愛、結婚、出産…無数の分岐点に、騙し絵のようにかかわってくる同じ名を持つ恋人や友人。昏い森に迷い込み、道を見失い、惑い、選びながら進む先にあるものは。
[日販商品データベースより]1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。
パラレルワールドに生きるふたりの女性は、いたかもしれないもうひとりの「自分」。
進学、就職、恋愛、仕事か結婚か、子どもを産むか……
無数の分岐点に、騙し絵のようにかかわってくる同じ名を持つ恋人や友人。
昏い森に迷い込み、道を見失い、惑い、選びながら進んだ先にあるものは。
川上弘美、待望の傑作長編小説、ついに文庫化。
「いつかは通る道」は若いころは二本くらいしか種類がないと思っていた。
でも、全然そうではなかった。 ──ルツ(46歳)
森は永遠に続くと思っていたのに、たぶんそんなに長くない先に、
わたしは森から出なければならないだろう。 ──留津(50歳)
「いつかは通る道」を見失った世代の女性たち。
選ぶ、突き進む。後悔する。また選ぶ。
そのとき、選んだ道のすぐそばを歩いているのは、誰なのか──
「ああ、この小説の構造も森なのだ。
ヘンゼルとグレーテルみたいにその仕掛けを一つずつ拾いながら、
さああなたも森へ行きましょう」 浜田真理子 (解説より)
装幀は山口信博さん、装画・挿絵はミナ ペルホネンの皆川明さん。