- 外来食文化と日本人
-
弦書房 地方・小出版流通センター
八百啓介 九州外来食文化研究会- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2020年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863292055
[BOOKデータベースより]
本書は、日本の何気ない食文化が、昔からの外来文化に深く根ざすことによって形作られたことを示すとともに、寿司、天ぷら、そば・うどんにとどまらない今日の日本の食文化の海外への発信の原動力が、日本にもたらされた外来の食文化にあることも示している。
第1章 東南アジアから来た照葉樹林食文化
第2章 発掘でひもとく日本人
第3章 お茶のよもやま話
第4章 北九州の菓子今昔
第5章 食を彩る小道具と製法
第6章 江戸・明治期の外来食文化
第7章 日本で育てた外来食
日本に食の賑わいをもたらした外来食文化。お茶、砂糖、南蛮菓子などは、どのように受容され定着し、さらに海外へ発信(逆輸出)されるまでに成長したのか。「外来食」というキーワードにこだわって、考古学・民俗学・家政学各分野の研究者がその多様性と奥深さに迫る。江戸期の名菓「三官飴」「鶴の子」にまつわる話や現代の小倉(北九州)における「ロールケーキ」で町おこしの話、コメやお茶が実は究極の「外来食」である話など、今まで気にもとめなかった食文化の話が盛りだくさんの一冊である。
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