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- 歴史の中で語られてこなかったこと
-
おんな・子供・老人からの「日本史」
朝日文庫 あ64ー3
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022620194
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[BOOKデータベースより]
中世の日本社会では、本当は女性・子供・老人が社会を動かす重要な役目を担っていた。独自の知見から両氏が歴史を語る時、農業中心の日本像とは違った新たな視座が開けてくる。話題は、日本の近現代の諸問題にも及び…歴史学×民俗学の刺激的な対談集。
第1部 歴史から何を学べばいいのか?(歴史からヒントを得る“文学や映像の世界”;「農業中心史観」が隠蔽した女性の役割;女性史の常識を覆す“桑と養蚕の世界”;“女性と織物の歴史”を民俗学が解き明かす;“老人の役割”を認める歴史を発見する;古い伝統に裏付けられた「接待」と「談合」の歴史;日本人の国家意識を作った「地図の思想」;歴史家・清水三男の足跡をたどる;「従軍慰安婦」問題をめぐって;『日本社会の歴史』を読みなおす)
[日販商品データベースより]第2部 歴史研究家と民俗学者の対話(一九八二〜一九九五年)(歴史と民俗の十字路;“衣装”の再発見;渋沢敬三の仕事と意義;コメと日本人;新しい日本像を求めて―歴史と民俗のあいだ)
日本史の教科書を紐解いてみると、歴史的な重要人物、事件の主人公は壮年期の男ばかりである。しかし、歴史民俗的な視点で日本列島の歴史を遡ってみると、中世の女性・子供・老人たちは実にいきいきとしている。養蚕と織物、行商の世界では女性が活躍し、未来を予見するのは子供たちの噂・歌・言葉の世界。さらに子供たちは民俗行事でも重要な役割を担っていた。経験値を持った社会の調整役としての「老人力」は、歴史を動かしている。女性・子供・老人を主人公に歴史を見直せば、男・コメ・農民中心の従来の日本像がひっくり返るのだ。歴史学と民俗学の泰斗が語りつくす、目からウロコの歴史世界。