この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 竹島問題の起原
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2018年04月発売】
- 三国志合戦事典
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2010年12月発売】
- 図解三国志
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2011年06月発売】
- 海域アジアの異文化接触
-
価格:17,600円(本体16,000円+税)
【2020年02月発売】
- 未完のフィリピン革命と植民地化
-
価格:802円(本体729円+税)
【2009年02月発売】
[BOOKデータベースより]
中ソによる金日成の擁立から朝鮮戦争、そして現代にいたるまで、北朝鮮と朝鮮半島問題の歴史を五つのキーワードで読み解き、その未来を探る画期的評論!
序章にかえて 北朝鮮の将来を占う五つのキーワード
[日販商品データベースより]第1章 再検証されるべき「金日成神話」
第2章 朝鮮戦争中にあった金日成の危機
第3章 金王朝三代を存続させた要因
第4章 継続する脅威と期待できない体制変革
終章にかえて 核武装した北朝鮮の行方
北朝鮮を巡る情勢判断は、常にはずれて来た。とにかく社会主義を標榜する国で権力世襲が三代続くことを予測した識者は皆無ではなかろうか。情報不足だけが問題ではなく、彼らの頭の中に入り込んでやろうという発想がなかったところに問題があった。
また、最近では個々の出来事が核兵器、長射程弾道ミサイルとあまりにも重大なので、その現象ばかりを追った結果、全体像を見失った感が強い。そしてまた、ここ一世紀にわたる北東アジア争乱の歴史の中に北朝鮮というピースをはめ込んでみる必要もあろう。
北朝鮮という国を理解しにくくしている原因は、彼ら独特の行動様式にある。これは抗日パルチザンの時代から綿々と受け継いできたものだ。すなわちそれは、まず「補給闘争」「過剰忠誠」「大量粛清」であり、そこに朝鮮半島独特な「外勢排除」という思潮が加わる。そして全体を統制しているのが「十大原則」だ。
本書では、常にこのキーワードを意識しつつ、金日成神話に始まる北朝鮮の軌跡を紹介し、近き将来を見通す情報資料(インフォメーション)を提供するものである。