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- ひとり旅立つ少年よ
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文春文庫 テ12ー6
A CHILD WENT FORTH- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167913410
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[BOOKデータベースより]
父が殺された。父は詐欺師だった。奴隷解放運動の資金の名目で大金を巻き上げ、それを狙う悪党に殺された。12歳の少年チャーリーは金を約束どおり届けようと決意する。時は19世紀。父の贖罪のため、少年は遙か南へと旅立つ。だがそのあとを父を殺した男たちが追う…。『音もなく少女は』『その犬の歩むところ』の名匠の新たなる感動作。
[日販商品データベースより]『音もなく少女は』『その犬の歩むところ』で書店員はじめ
多くの読者の感動を呼んだ名匠ボストン・テラン、最新感動作!
父の罪を贖うため、少年はひとり地平線の彼方をめざす。
とても危うく、でもとても強い、その姿を見よ。
12歳の少年チャーリーの父が二人組の男に殺された。時は19世紀末、ニューヨーク。詐欺師である父は奴隷解放運動のための資金だと偽って、教会から大金を巻き上げたところだった……
チャーリーは決意する。父の悪行をつぐなうため、このカネを奴隷解放組織のもとに届けようと。少年はひとり旅に出た。旅路の先々で出会うのは、詩人ホイットマン、子供を亡くした優しい夫人、謎の葬儀屋、破天荒な奴隷解放運動家たち。奴隷商人に囚われて競売にかけられても、命の危険にさらされる困難に遭遇しても、少年は持ち前の機転と知恵で切り抜けていく。
だが少年の父を殺した男たちは、この大金を狙って着々とチャーリーに迫っていたのだ。
『神は銃弾』『音もなく少女は』『その犬の歩むところ』……本屋大賞翻訳小説部門、「このミステリーがすごい!」などで絶賛を浴び続ける巨匠が、ふたたび苛烈な世界の中で生きるものの尊厳を静かに謳う。
荒々しくも繊細な詩情をたたえて贈る感動のロード・ノヴェル。