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- 意味という病
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2018年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062955157
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[BOOKデータベースより]
在りもしないものが在るばかりでなく一切がそこからはじまる。ひとが観念をくいつぶすのではなく、観念がひとをくいつぶす。人間の内部という自然を視ようとした劇作家の眼と覚悟を信じた「マクベス論」は、日本のシェークスピア論のパラダイムを劇的に刷新した。一九七〇年代から今日まで、圧倒的な影響を及ぼしつづける批評家・柄谷行人の初期における、明晰かつ強靭な思索の数々。
1(マクベス論―意味に憑かれた人間;夢の世界―島尾敏雄と庄野潤三;私小説の両義性―志賀直哉と嘉村礒多;歴史と自然―鴎外の歴史小説)
[日販商品データベースより]2(寒山拾得考;藪の中;小説の方法的懐疑;人間的なもの;平常な場所での文学;場所と経験;生きた時間の回復;時代との結びつき;淋しい「昭和の初期」;ものと観念;掘立小屋での思考;自作の変更について)
日本のシェークスピア論のパラダイムを批判し、明晰な論理と思考の下に、新しい「マクベス」像を描く、初期秀抜エッセイ「マクベス論」をはじめ、秀作『マルクスその可能性の中心』につながる、その明視力の圧倒的展開を収録。