地論宗の研究

金剛大學外國語叢書　

国書刊行会
金剛大學仏教文化研究所　

• 価格: 24,200円（本体22,000円＋税）
• 発行年月: 2017年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784336061133

内容情報

[BOOKデータベースより]

中国南北朝期の北朝で隆盛を誇り、隋唐仏教に大きな影響を与えた地論宗。地論宗の思想面のみならず歴史も扱い、特に教学大成者慧遠にスポットを当て、資料篇には逸文などの重要資料を収める。

論文篇（地論宗の歴史と思想（陽の光の下に覆い隱されたもの―宗派問題を再び議論する；僧賢と地論學派―「大齊故沙門大統僧賢墓銘」等の考古資料を中心として；“地論師”考辨　ほか）；淨影寺慧遠の傳記と著述（『續高僧傳』のテキストとその特色―卷八所收の淨影慧遠傳を例として；慧遠『大般涅槃經義記』の成立過程について―現行本『大般涅槃經義記』卷七と敦煌寫本『涅槃義疏』第七卷（Ｐｅｌｌｉｏｔ　ｃｈｉｎｏｉｓ　２１６４）との比較を中心に；敦煌遺書にみられる淨影寺慧遠『地持義記』の研究―「附録」敦煌本『地持論義記』標校　ほか））
資料篇（地論宗斷片集成；北朝經録斷片集成；慧影『大智度論疏』逸文集成　ほか）