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[BOOKデータベースより]
ささやかな日常に目を向けたナビ派は、フラットで奥行き感のない表現などの、日本的な描写に大きな影響を受けました。しかし、彼らはそれだけでなく、八百万の神とともに生き、身の回りの微細な自然にまで精神的なものを見ていた日本人の内に育まれた「かわいい」感性にも、無意識に共鳴した画家たちだったのかもしれません。
“日本かぶれのナビ”ピエール・ボナール(ニッポンが好きすぎて;身近な風景こそが愛おしい ほか)
[日販商品データベースより]“ズアーヴ兵のナビ”エドゥアール・ヴュイヤール(洗練された平面;私的空間を彩る装飾芸術 ほか)
“美しきイコンのナビ”モーリス・ドニ(近代の聖なる絵画;恋人マルトへの愛 ほか)
“異邦人のナビ”フェリックス・ヴァロットン(平面に閉じ込められた子どもたち;ファッショナブルな女性たち ほか)
西洋美術の中でもダントツに「かわいい」感性あふれるナビ派。お洒落で、キレイ、そしてどこか不思議な世界をたっぷりお見せします!
19世紀末のパリで産声をあげたナビ派は、ゴーガンの美学から啓示を受け、自分たちを新しい美の「預言者(ナビ)」と称した、若い芸術家たちのグループです。
彼らは、日本美術などからも大きな影響を受け、フラットな色の面による装飾性や、日常的で親密なテーマなど、20世紀のフォービスムや抽象美術を予兆するような革新的表現を追求しました。
本書は西洋美術の長い歴史の中でも特に「かわいい」感性が見られるナビ派の作品を、画家ごとに紹介。絵本のように楽しく読めます。日本人に親しい美意識が、異なる文化の中でどんな様相を見せるのか、またいま改めてナビ派が注目される由縁も、ぜひご覧ください。